約束の柱、落日の女王

著者 いわなぎ一葉 氏
イラスト AKIRA 氏
ジャンル ファンタジー
出版 富士見ファンタジア文庫
定価 580円
初版発行 2004年9月25日
ページ 300P

 あらすじ

「私を裏切ったとは、思わぬ」
すべてを知っても、そう言って微笑もうとするクリムをカルロは抱き寄せる。
「君を残していくことはしない」
迫る隣国の脅威、私欲しかない家臣たち。
危機感を覚えても、どうすることもできず孤立する
若きシュラトス王国女王クリムエラの前に、
一人の戦士が現れる。カルロと名乗り、政治、軍事と
鮮やかな手並みを見せるその男は、短い間にクリムの中で、
大切な存在となってゆく。
……だが、彼にはある秘密が……。
そして、そのために二人は同じ道を歩めないはずだった。
それでも、クリムとカルロは誓う−
「どんな刻も、一緒に生きる」と。
約束を果たすため、彼らの"運命"との戦いが始まる!

 感想

若くて優秀な将校のカルロはその優秀さから
将軍であるルシドによくない扱いを受けてきた。
2000年も昔の王国の女王のクリムエラは
私欲ばかりの家臣たちと孤立していく。
普通では決してありえないこの二人の出会いによって
国が発展していく。
戦うシーンは描かれていない部分がカルロとクリムやりとり、
私利私欲ばかり考えている家臣たちとの衝突といった
主役の二人がどんどん成長していくのは魅力を感じた。
ラストは感動させられた。読んで損はない作品に仕上がっている。